計算式
ドミナンスはBTCの流通時価総額を暗号資産市場全体の時価総額で割った値です。時価総額は価格×流通量。BTCが500、その他が500ならBTCの割合は50%。取引額や市場への入金額の割合ではありません。
実際のシェアとBTCリターン
2017年のBTCシェアは87.2%から38.9%へ、2021年は69.5%から38.2%へ下がりました。それでも2021年のBTC価格はドルで62.6%上昇。逆に2025年第1四半期にはシェアが4.6ポイント上がって59.1%となり、BTC価格は11.8%下落しました。
この図の読み方
- 棒は年初または年末の市場シェアです。BTC価格を示すものではありません。
- 2025年第1四半期は別期間です。シェアは上昇し価格は下落しました。
- 下のモデルは架空の数値で、歴史データの続きではありません。
2017
2021
CoinGecko・ドミナンスの歴史
BTC.D 69.5% → 38.2%
CoinGeckoBTC.D +4.6 パーセントポイント → 59.1%
CoinGecko4つの市場状況
シェアの方向だけで判断せず、BTCのドル価格と対象のアルトコインのBTC建て成績を並べます。次の4通りは市場の説明であり売買の合図ではありません。
シェア↑・BTC価格↑
BTCの価格もシェアも上昇。アルトコインも上がる場合があります。
シェア↓・BTC価格↑
BTCも上がりますが、ほかの資産がより速く成長。2021年の例。
シェア↑・BTC価格↓
BTCは下落、ほかの資産がさらに大きく下落。2025年初めの例。
シェア↓・BTC価格↓
BTCが下落しシェアも縮小。ステーブルコインの影響もあり得ます。
時価総額の簡単なモデル
架空の時価総額を変えてみましょう。初期値はBTCが500、その他が500でシェア50%。ボタンで変化を見られますが、実際の相場データではありません。
架空の例・任意単位・現在の市場データではありません
分母に何が入るか
分母に入る資産はデータ提供元によって異なり、CoinGeckoはステーブルコインも含めています。その流通量は投機的なアルトコインが弱い局面でも増えることがあります。新規上場や供給量の変更も、集計した時価総額を動かします。同じ提供元と対象範囲をそろえて比較してください。BTCの比率が下がっただけではアルトシーズンとは言えません。同じ90日間に、対象条件を満たす何銘柄が実際にBTCを上回ったかを確認する必要があります。
結論の前の5項目
期間と提供元をそろえて比較します。50%から40%への低下は10パーセントポイントで、保有資産が10%損したという意味ではありません。アルトシーズンには多数の銘柄の90日成績を確認します。
- 01期間とデータ提供元をそろえる。
- 02BTCのドル建てリターンを確認する。
- 03対象銘柄をBTC建て・ドル建ての両方で見る。
- 04ステーブルコイン、新規銘柄、流通量を確認する。
- 05アルトシーズンの判定には、多数の銘柄の90日間の成績を比較する。
一次資料
過去の数値は異なる期間のCoinGecko公表資料から引用しました。連続した日次系列は再現していません。計算モデルは仮定に基づく例です。
この解説は指標の説明であり、価格予測や売買の推奨ではありません。