資産と顧客債務
準備金証明は特定日時の記録です。同じ銘柄の保有資産と顧客への債務を比較してください。ドル換算の合計だけでは不足が見えない場合があります。
報告資産÷対象顧客債務=報告上のカバー率
マークル証明の範囲
マークル証明では、他人の口座を公開せずに自分の残高が公表データに含まれるか確認できます。ただし全顧客や帳簿外の債務が網羅された証明にはなりません。
カバー率の読み方
カバー率は対象資産÷対象顧客債務です。120%は基準時点の債務100に対し資産120を報告する意味です。担保設定がないこと、報告外の債務がないこと、翌日も同じ残高であることは証明しません。
仮定によるカバー率の例
仮に担保に入れた資産だけを変更できます。実在の取引所の数値ではありません。
報告資産: 120対象顧客債務: 100
報告上のカバー率
120%
担保に入っていない資産の試算
120%
比較図の読み方
上の棒は報告資産をすべて使います。下の棒は仮の担保分を差し引きます。実際の担保額が不明なら、下の数値は証明書だけでは分かりません。
例は資産120、顧客債務100。担保は仮定です。残る疑問
報告日の間に状況は変わります。借りた資産、担保、対象外の商品、その他の負債は見落とされ得ます。PCAOBは、この種の報告は財務諸表監査ではないと注意しています。
八つの確認項目
- 01基準日時と公開日を確認する。
- 02対象の銘柄、商品、法人を調べる。
- 03銘柄別に資産と顧客債務を比べる。
- 04可能なら自分の残高の登録を検証する。
- 05ウォレットの管理権と担保設定を確認する。
- 06検証者の範囲と結論を読む。
- 07財務諸表とその他の負債を探す。
- 08新しい報告が出たら再確認する。
一次資料
対象範囲は取引所ごとに異なります。本記事は現在の支払能力を認証するものではありません。