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暗号資産取引所の調査

取引所の準備金証明で分かること、分からないこと

ウォレット残高は一つの証拠ですが、会社全体の貸借対照表ではありません。

約5分2026年9月24日確認本文更新:2026年10月1日
01 / 資産と顧客債務

資産と顧客債務

準備金証明は特定日時の記録です。同じ銘柄の保有資産と顧客への債務を比較してください。ドル換算の合計だけでは不足が見えない場合があります。

報告資産÷対象顧客債務=報告上のカバー率
02 / マークル証明の範囲

マークル証明の範囲

マークル証明では、他人の口座を公開せずに自分の残高が公表データに含まれるか確認できます。ただし全顧客や帳簿外の債務が網羅された証明にはなりません。

03 / カバー率の読み方

カバー率の読み方

カバー率は対象資産÷対象顧客債務です。120%は基準時点の債務100に対し資産120を報告する意味です。担保設定がないこと、報告外の債務がないこと、翌日も同じ残高であることは証明しません。

仮定によるカバー率の例

仮に担保に入れた資産だけを変更できます。実在の取引所の数値ではありません。

報告資産: 120対象顧客債務: 100

比較図の読み方

上の棒は報告資産をすべて使います。下の棒は仮の担保分を差し引きます。実際の担保額が不明なら、下の数値は証明書だけでは分かりません。

例は資産120、顧客債務100。担保は仮定です。
04 / 残る疑問

残る疑問

報告日の間に状況は変わります。借りた資産、担保、対象外の商品、その他の負債は見落とされ得ます。PCAOBは、この種の報告は財務諸表監査ではないと注意しています。

05 / 八つの確認項目

八つの確認項目

  1. 01基準日時と公開日を確認する。
  2. 02対象の銘柄、商品、法人を調べる。
  3. 03銘柄別に資産と顧客債務を比べる。
  4. 04可能なら自分の残高の登録を検証する。
  5. 05ウォレットの管理権と担保設定を確認する。
  6. 06検証者の範囲と結論を読む。
  7. 07財務諸表とその他の負債を探す。
  8. 08新しい報告が出たら再確認する。
06 / 資料と方法

一次資料

対象範囲は取引所ごとに異なります。本記事は現在の支払能力を認証するものではありません。